今回は、PolygonでNFTを販売している方のために、Polygon上の売上金のETHを日本円に換金する方法を解説します。
また、Polygon⇄Ethereum をブリッジする際の「ガス代」が非常に高いので、「ガス代を安くブリッジ」する方法も解説していきたいと思います。
Polygon Bridgeを使用する方法(ガス代に注意)
通常はこのPolygon Bridge を使うことで、「Polygonチェーン」と「Ethereumチェーン」をブリッジすることができます。
PolygonからEthereumへの送金方法

PolygonからEthereumへ送る場合は「Withdraw」を選び、送りたい通貨と数量を選択します。
この時のメタマスクは「Matic(Polygon)ネットワーク」に接続してください。
Transfer」をクリックすると、ガス代見積り画面を経て、メタマスクが立ち上がりますので、承認(confirm)をクリックして完了です。
これで、イーサリアムネットワーク上にブリッジすることができました。
ETHを日本の取引所へ(コインチェック等)へ送金
ここで、仮想通貨ウォレット(メタマスク)を確認すると、イーサリアムネットワークにETHがありますので、ここから日本の取引所へ(コインチェック等)へ入金して完了です!
コインチェックの暗号資産の受け取りから入金用アドレスをコピーして、メタマスクから送金します。

簡単ですが、ETHを動かすので、ガス代がめっちゃ高いです、、、。
「ガス代」と「トランザクション詰まり」に注意
Polygon Bridgeは非常に便利ですが、ガス代が非常に高いです。1度のトランザクションで日本円にして5,000円〜15,000円くらいは必要になります。
Polygonなのでガス代は「MATIC」で支払うものだと思っていましたが、ETHで支払うので注意です。
安い時を狙えばいいかもしれませんが、日常的に使うには高すぎる金額ですね。

実際にPolygonネットワークからEthereumネットワークへ送金する際に、これくらいの手数料(ETH)がかかります。(間違って1USDCだけ送ってしまいました、、、、ww)
なので、Ethereumネットワーク側に「ETH」をある程度入れておかないと、ガス代が払えなくなり、取引が止まってしまいます。(トランザクション詰まり)
※トランザクション詰まりになると、Polygonサイトの右上の部分が「Pending」状態になります。
トランザクション詰まりを解消するには
トランザクション詰まりは送金時のガス代が不足していることにより発生していますので、送金先のEthereumネットワークのウォレットにガス代を入金し、再度、Polygon Web walletへアクセスして、メタマスクを承認すれば、トランザクション詰まりを解消することができます。
トランザクション詰まりになるとキャンセルできない!?
実際にトランザクション詰まりの状態になってしまい、「Polygon support」に問い合わせてみましたが、1度この状態になってしまうと、キャンセルはできないようです。(残念です。1USDC送るのに、1万円近く支払うことになりました)

AnySwapを使用して換金する
Polygon Bridgeではガス代が高いので、AnySwapを使ってのブリッジ方法がおすすめです。
WETH(PolygonのETH)をUSDCにスワップ
「WETH」のままでと「AnySwap」を使用できませんので、USDCにスワップします。

左の項目の「Token swap」を使ってWETHをUSDCにスワップします。
(この時、ガス代として少量のMATICが必要になります。)
WETH→USDCとなります。
スワップされたUSDCをAnySwapでBSCへブリッジさせる
今度はAnySwapを使い、USDC(Polygon)をUSDC(BSC)へブリッジさせます。

このように、USDCをBSCにブリッジすることができます。BSCなので、手数料はイーサリアムネットワークより圧倒的に安いです。
BSCのUSDCをバイナンスへ送る
BSC(バイナンススマートチェーン)のUSDCをバイナンスへ送ります。

バイナンスのフィアットと現物→USDCの入金をクリックします。
通貨:USDC
ネットワーク:BSC (BEP20)
であることを確認しましたら、入金用のアドレスをコピーします。
ウォレット(メタマスク)からUSDCを送金
ウォレット(メタマスク)から、バイナンスへUSDCを送金します。
先ほどコピーした、入金用アドレスを送り先に指定して送ると、完了です。
バイナンスでUSDCをBTC(ビットコイン)などに交換して、日本の取引所へ送る
バイナンスにUSDCが確認できましたら、USDCを日本の取引所でも扱える暗号資産へ交換します。
BTC(ビットコイン)等に交換ができましたら、それをコインチェック等の取引所に送金すれば完了です!
まとめ
AnySwapを使用した換金の仕方は、手順が多いので面倒ですが、ガス代が安く換金できるので、慣れればAnySwapを使ったやり方の方がいいと思います。
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