ENS(イーサリアムネームサービス)について解説します。最近Twitterなどで、名前を「〇〇〇.eth」としている人を見かけませんか?
この記事は
- ENS について知りたいひと
- ENS を取得したいひと
- Twitterで「〇〇〇〇.eth」にしてみたいひと
に向けての記事となっています。
ENSについて何も知らない人でも読んでいただけると理解できる内容になっています。
ENSとは?
暗号資産のウォレットアドレスって非常に複雑ですよね?
「0x6a884AA94E27213459BE1e0c9923E27278BB1D15」
通常、暗号資産のウォレットはこのような42文字の英数字となっており、記憶することはほぼ不可能ですし、このアドレスが誰のウォレットなのか分かりにくいというデメリットがあります。
これを「〇〇〇.eth」のように、短く、人にとって見やすい文字列に変換することができるサービスのことを「ENS(イーサリアムネットワークサービス)」といいます。
「0x6a884AA94E27213459BE1e0c9923E27278BB1D15」→「(任意の文字列)〇〇〇.eth」に変換する事ができ、送金時に入力ミスがなくなったり、誰のウォレットアドレスなのかが分かりやすくなります。
ENSを使うことのメリット
ENSを使用することで、下記のようなメリットがあります。
- 送金時の誤送信の防止
- OpenSeaで転売できる
- クリプト界でのファッションになる
送金時の誤送信の防止
暗号資産のウォレットアドレスは42文字の英数字となっており、記憶することは不可能ですし、1文字でも間違えて送金してしまうと、暗号資産を失ってしまうリスクがあります。
また、42文字の英数字だと、誰がどのウォレットアドレスなのかが分かりづらいといったことになります。
これを「〇〇〇.eth」のように人間のわかりやすい文字列にすることで、誤送信を防止できますし、違う人に間違えて送金してしまうリスクも少なくなります。
OpenSeaで転売できる
ENSはNFTとして、OpenSeaで転売することが可能です。最近は、企業がブランド名や企業名でENSを取得することが増えています。
例えば、「apple」というENSを持っていれば、かなり高値で取引されることが予想されます。
人気になりそうな文字列や企業ブランドの文字列を先に購入しておくことで、高値で転売できるチャンスが来るかもしれません。
クリプト界でのファッションとなる
クリプトやNFTに詳しい人が名前に「〇〇〇.eth」と設定しているのを見たことがあると思いますが、
このように、ENSはクリプト界での一種のファッションになってきています。
NFTのアイコンがファッションとなりつつありますが、このENSも今後はドレスコードの一種として使う人が増えてくるのではないかと思います。
ENSの価格
ENSというものは分かったが、一体いくらで購入できるのかが気になると思いますので、ENSの価格について解説します。
価格が非常に高いのではないかと思われている方もいるかと思いますが、実はそんなことはありません!ENSは文字数にもよりますが、非常に安く購入することができます。
ENSは文字数と取得年数によって金額が決まっています。
3文字:0.220ETH~ (88,000円)
4文字:0.005ETH~(2,000円)
5文字以上:0.002ETH~ (800円)
1ETH=400,000円の場合で換算
文字数が短いほど、価格はあがり、5文字以上はどれも同じ価格となりますので、5文字以上に限れば、800円+ガス代で購入することができます。
思ったより安いですよねw
私は「koukun,eth」をガス代を含めて、4,700円程度で購入することができました。
それでは、ここからは、ENSの購入方法について解説します。
※ENSを購入するには、暗号資産が必要です。暗号資産の口座をお持ちでない方は下記の記事から登録ができます。

ENSの買い方
ここからはENSの購入方法について解説します。
ENSの公式サイトへアクセス
上記のURLにアクセスします。
ENSの検索バーに取りたいENSを入力し、検索します。

検索バーに取得したい文字列を入力します。

取得したい文字列を検索し、「Available」と表示されていれば、購入可能です。青枠の部分をクリックすると、購入画面に飛ぶことができます。

ちなみに、このように「Unavailable」となっている場合は他に取得している人がいるので、購入ができません。

次に、左の「connect」をクリックし、自身のウォレットと接続します。使用年数を入力すると、価格が表示されます。
使用年数が長いほど、価格は高くなります。
購入には①~③のステップを踏む必要がありますので、順にやっていきます。

①登録申請
見積もり額を確認できましたら、登録申請をクリックします。この時に、メタマスクが立ち上がりますので、金額を確認し、承認してください。

②登録申請後に1分間、何もせずに待ちます。
登録時に、同じ文字列での重複登録を避けるためらしいです。
③1分間経つと、右下の「Register」をクリックし、登録します。
この時にも、メタマスクが立ち上がりますので、承認してください。これで登録は完了です。
ENSの設定を行う


My Accountを開き、登録されていることを確認します。文字列をクリックすると、ENSの設定画面にリンクします。

ADD/EDIT RECORD をクリックし、自身のウォレットアドレスを入力することで、紐づけることができます。

ADDRESSES のETH のところに、ウォレットアドレスを貼り付けます。

TEXT RECORD から SNS、Email、URL等と紐づけることができます。
これらを登録は、後からでもできるようですが、ガス代がその度にかかるようですので、一度で設定することをおすすめします。
まとめ
ENSの購入、設定方法について解説してきました。
ENSは暗号資産やNFTを触る上で、持っているとメリットがありますので、クリプト関係に興味がある人は購入してみてはいかがでしょうか。
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